シンポジウム

高輪築堤を考える

主催:日本考古学協会             

共催:産業遺産学会・鉄道史学会・日本歴史学協会

後援:考古学研究会              

日時:2022年4月16日(土) 13時30分~16時30分

開催:オンライン(Zoom)

対象:一般市民・研究者等

定員:500名

お申込み:こちらからどうぞ(4月13日15時までにお申込みください。追ってZoomのリンクをお報せいたします。)

《開催趣旨》

 東京都港区高輪の再開発に伴う発掘調査で見つかった築堤跡は、明治5年、新橋・横浜間に建設された日本最初の鉄道の一部で、海上に敷設された線路として世界でも稀な遺跡です。今この遺跡が消滅の危機に直面しています。

 日本考古学協会は高輪築堤をこの上なく重要な遺跡ととらえ、関係学会とともに国・自治体・事業者に対し保存と活用を強く要望してまいりましたが、これまでの開発区域ではほんの一部が現地保存されたのみでほとんどが調査後消失してしまいました。このたびイコモス(国際記念物遺跡会議)からもヘリテージアラート(危機遺産警告)が提出され、世界的にその価値が注目されています。

 今回、近代日本の発展を担った高輪築堤について、その重要性を広くアピールするとともに、再開発予定地内で今後も確認されるであろう高輪築堤跡および鉄道遺跡の保存と活用を市民と一緒に考えるため、シンポジウムを開催するものです。

 

《プログラム》

あいさつ : 辻 秀人(一橋大学学長、日本考古学協会会長)

趣旨説明 : 藤澤 敦(日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会委員長)

基調講演

谷川章雄(早稲田大学教授)

パネルディスカッション

青木 敬(國學院大學)

伊東 孝(日本イコモス・産業考古学会元会長)

老川慶喜(鉄道史学会)

谷川章雄(日本考古学協会元会長)

吉田政博(日本歴史学協会文化財保存特別委員会)

辻 秀人(日本考古学協会会長)

司会 : 藤澤敦 or 吉田広(日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会)